夫婦・家族合同面接を実際に臨床現場で活用できるようになるためには、ロールプレイを繰り返し行うことが最も効果的です。しかし、そのようなトレーニングの機会はなかなかありません。IPIでは毎年、月1回合計8回もしくは3日間集中の形で家族療法技法訓練を開講し、夫婦・家族合同面接のロールプレイによる心理臨床家のスキルアップの機会を提供してきました。
このグループ・スーパービジョンでは、より実践的で効果的なスキルアップ・トレーニングを目指します。家族療法技法訓練の講座のような架空事例ではなく、参加者が実際に臨床現場で担当している事例を取り上げ、夫婦・家族合同面接のロールプレイを行います。自分や仲間のケースの家族役やセラピスト役を演じる中で、また時には講師が実際に介入を見せるなどすることで、ケースの家族理解を深めつつ、合同面接における介入法について具体的実際的に学びます。基本的に夫婦・家族合同面接場面を取り上げますが、個人面接でどのように夫婦・家族の問題を統合的に理解し介入するかを検討することも可能です。
グループメンバーは、同じ職場の仲間でも異なる職場の仲間でもかまいません。気心の知れた仲間とリラックスした雰囲気の中で、講師のみならずお互いにサポートしながら学ぶことを大切にしたいと考えています。
料金 | グループ料金: 原則として1回120分3人以上(12,000円/税別 ~×人数) または、1回180分3人以上(18,000円/税別 ~×人数) |
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グループ構成 | 検討したい事例の面接場面の人数+1(セラピスト役)が最低人数となる。 例えば、両親と子ども合計3人の家族合同面接場面を検討したい場合、4人以上のグループで実施する。 ※個人面接場面を取り上げる場合、2人で行うことは可能だが、料金は3人分となる。 |
実施条件 | メンバーのうち少なくとも一人は、家族療法技法訓練に参加したことがあるか、IPIでスーパーヴィジョンを受けたことがある人が含まれていること。 |
講師 | 野末武義・藤田博康・森川早苗・北島歩美・岩井昌也・平木典子のいずれか スタッフ紹介はこちら |
備考 |
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