個人・夫婦(カップル)・家族のための相談室併設/心理療法の実践・研究・教育訓練のための研究所

ビデオで学ぶ夫婦・家族合同面接の実際

*本年度は中止が決定いたしました。2021年度以降の開講は未定です。

複数のメンバーを対象とする夫婦・家族合同面接は、セラピストとクライエントの1対1の個人面接とはさまざまな点で異なります。セラピストは、一人ひとりを受容し共感的に応答するだけでなく、目の前で展開される夫婦・家族関係を理解し、葛藤に対処し、適切にその場をリードしなければなりません。夫婦・家族療法の世界では、古くからセラピストのトレーニングの方法として、合同面接場面のビデオが活用されてきました。また、IPIでは毎年ロールプレイを活用した家族療法技法訓練を行ってきましたが、参加者からは「面接場面のビデオを見てみたい」「講師が実際に面接をやっているところを見てみたい」というフィードバックを多くいただいています。

この講座では、家族療法の初回面接のビデオと、映画に登場するカップル・セラピーの場面を題材として、講義やワークも取り入れながら、介入のポイントとコツについて学びます。セラピストは、セッションの中で何を考え関わっているのか、個々の家族メンバーの心理に配慮しつつ関係を扱うために、どのような言葉を用いて変化を促進しているのか等、多くのことを学ぶ機会となるでしょう。

これまでに夫婦・家族合同面接の経験が無い方はもちろんのこと、ある程度経験はあるものの今ひとつコツが掴めないと感じている方やスキルアップを目指したい方まで、多くの方の参加をお待ちしております。

講座内容(予定)
  • 中釜洋子「説き明かし私の家族面接」より
    ①初回面接の実際
    ②家族とセラピストによるふりかえりと解説
    ③逐語記録の検討:ジョイニング・共感的応答・多方向への肩入れ・リフレーミングの実際
  • 映画の中で描かれたカップル・セラピーの場面を題材に
    ①セラピストが陥りがちな失敗:何を見てどう意味づけるか
    ②カップル・セラピー成否の鍵:夫をどう理解し関わるか
    ③セラピストの戦略的中立性
定員40名(15名以上で開講)
対象
  • 夫婦・家族療法についての学習経験、個人療法の経験は問わない
  • 夫婦・親子・家族関係の理解と援助に関心のある臨床心理士もしくは資格取得見込みの方、公認心理師もしくは資格取得見込みの方、家族心理士、家族心理士補、家族相談士、スクールカウンセラー、臨床発達心理士、精神保健福祉士、児童心理司、児童福祉司、児童福祉施設職員、家庭裁判所調査官、認定カウンセラー、産業カウンセラー、看護師、保健師、養護教諭、教師、保育士、ケースワーカー、介護職、ケアマネージャーなどの対人援助職、夫婦・家族の問題に携わっている弁護士など
    心理・教育・福祉・看護など関連領域専攻の大学院生および学部生

※参加者の割合が基準を満たせば、臨床心理士の研修ポイント取得可能、家族心理士・家族相談士継続研修ポイント取得可能。

日程

※開講検討をしてきましたが、本年度は中止が決定いたしました。
※2021年度以降の開講は未定です。

会場

 

講師野末武義 スタッフ紹介はこちら
参加費13,200円(税込)
申込締切
キャンセルについてお申し込み後のキャンセルにつきましては、下記の通りキャンセル料を頂戴いたします。
※ご返金の際、送金手数料は差し引かせて頂きます。

  • お申し込み後~開講22日前まで 無料
  • 開講21日前~15日前まで 合計金額の20%
  • 開講14日前~4日前まで 合計金額の50%
  • 開講3日前~当日 合計金額の100%

 

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