個人・夫婦(カップル)・家族のための相談室併設/心理療法の実践・研究・教育訓練のための研究所

夫婦・家族合同面接の実際

~ロールプレイを通して体験的に学ぶ~

近年、さまざまな心理臨床現場に夫婦(両親)・親子・家族の問題が持ち込まれるようになってきました。それにともなって、複数の家族メンバーが来談するケースも増えてきました。そうした合同面接では、個人心理療法の考え方と関わり方だけでは、問題を十分に理解できず適切に対応することが難しくなります。したがって、合同面接を効果的に行えるようになるためには、理論学習はもとよりロールプレイによる体験的な学びが必要です。

本講座は、架空事例を用いて夫婦・家族合同面接場面のロールプレイを小グループで行います。参加者は、家族の役割とセラピストの役割の両方を体験します。各グループにはスタッフが加わり、ロールプレイ中に適宜セラピスト役にアドバイスするなどして、学びをサポートします。日頃の心理臨床実践の中で、個人への心理的援助を中心に行いながらも、夫婦(両親)・親子・家族合同面接を取り入れていきたいと思われている方、家族療法の基本的な技法を身につけたいと考えている方の参加をお待ちしております。

講座内容(予定)
  • 基本的態度と技法 — ジョイニング・多方向への肩入れ・戦略的中立性
  • 変化のための技法 — リフレーミング
  • 面接場面における葛藤への対処の仕方
  • セラピストの理解をどう伝えるか  など
日程

2021年9月18日(土)19日(日)の2日間。いずれも10:00~17:00

対象現任の臨床心理士、公認心理師、家族心理士、家族心理士補、家族相談士、児童心理司、児童福祉司、医師(精神科・心療内科・小児科など)、家庭裁判所調査官、臨床発達心理士、精神保健福祉士。個人療法の実践経験があり家族療法の基礎理論を学んだ方。夫婦(両親)・親子・家族合同面接を取り入れたいと思っている方。IPI主催の『心理臨床家のための理論講座』を修了した方、など
定員20名(12名以上で開講。参加者の割合が基準を満たせば、臨床心理士の研修ポイント取得可能。また、家族心理士・家族心理士補・家族相談士継続研修ポイント申請予定)
会場全国家電会館大会議室(東京・湯島)
講師

野末武義・藤田博康・岩井昌也・北島歩美・伊藤公野・須永比呂美・大町知久・隅谷理子 スタッフ紹介はこちら

参加費55,000円(税込)
申込締切2021年9月1日(水) *お申込み受付を締め切りました。
  • 会場は72名収容可能な大会議室です。
  • 新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止もしくは延期にする可能性があります。そのため、参加費のご請求は9月以降の予定です。参加を希望される方は、とりあえずお申し込み下さい。
PAGETOP
Copyright © IPI 統合的心理療法研究所 All Rights Reserved.